歯周病治療
歯周病にならないためには
日頃の予防ケアが大切
浜松町・大門の歯医者「歯を白くする歯医者さん・オレンジ歯科」は、歯周病治療とともに予防にも力を入れています。歯周病は、歯を失う理由の第一位と言われるほどの病気です。初期は自覚症状がないため、気が付いたときにはかなり進行していることも珍しくありません。
当院は患者さまの未来の健康を守るために、歯科衛生士による歯周病ケアやブラッシング指導など、歯周病を防ぐさまざまな取り組みを行っています。また、重度の歯周病でもなるべく歯を残すための治療も行っています。
歯周病を防ぐための取り組み
衛生管理のプロが正しい
歯周病予防法を指導
当院では、お口の衛生管理のプロである歯科衛生士が患者さまのお口の健康を管理しています。患者さまのお口の状態を正しく把握したうえで歯医者にてケアを行い、定期的な通院や検査が必要な理由をご説明します。さらに、患者さまの生活習慣や希望に合った予防方法を指導します。
歯科衛生士が治療としてプロケアを行う
歯科衛生士が「SPT」による継続した歯周病ケアを行います。SPTとは「歯周病安定期治療」のことで、従来はメインテナンスと捉えられ行われてきました。しかし、現在はメインテナンスと分けて考えます。SPTは健康管理ではなく、病状が安定した歯周組織を維持するための定期的な治療として行います。
歯周ポケットの深さや歯の動揺度(グラつき具合)検査により、患者さまの歯周組織の状態を把握したうえで、ポケット内洗浄、スケーリング、PMTCなどを行います。
スケーリングには
殺菌効果の高い機能水を使用
スケーリング時に機能水(EO水:強酸性水)を使用しています。機能水は殺菌力がとても強く、細菌・ウイルスを数十秒で死滅させる効果があります。また、脱臭力や分解・洗浄力も高く、臭いの元となる物質や有害物質を科学的に分解させます。効果を発揮した後は、分解されて普通の水と酸素に戻るため、環境汚染や人体への心配はなく安全です。
ユニットの水には除菌効果のある
ナノバブル水を使用
ナノバブル水には、バイオフィルムの除菌効果があります。ナノバブル水でうがいをすると、隙間に入り込んだ雑菌やウイルスの集合体であるバイオフィルムを浮かせて乖離したうえで押し流せます。そのため、少量の流水量でも除菌することが可能です。薬剤や洗剤を使用せずナノバブル水だけで洗浄するため、人体にとって安全であることはもちろん、パッキンや金属パーツなどの治療器具も傷めることがありません。
歯周病・虫歯になりやすい人は
3DS療法で根本から改善
3DS療法とは、歯に薬剤を直接届ける予防歯科治療です。マウスピースに抗菌剤と殺菌消毒薬を入れて装着し、細菌を集中して直接除去することで虫歯・歯周病を予防します。1回目の処置から1週間後に再び処置を行い、2ヶ月ほど様子を見た後に、検査にてお口の中の細菌数を調べます。適正数値であれば3DS療法は完了です。PMTCと組み合わせることで、より効果的に虫歯、歯周病予防を行えます。
ホワイトニングの薬剤も
歯周病予防や口臭予防に効果をもたらす
ホワイトニングに使われる薬剤には、殺菌・口臭改善の効果があります。ホワイトニングは、薬剤に含まれる過酸化水素・過酸化尿素が起こす酸化還元反応により、着色が除去され歯が白くなります。この酸化還元反応には、抗菌・殺菌作用があります。歯周病菌はもちろん、臭いの原因となる菌にも効果的でホワイトニングが歯周病や口臭予防に効果をもたらすと考えられます。
恐ろしい歯周病の進行度と
治療について
歯を失う原因の第一位である歯周病の原因は、お口の中に潜む歯周病菌です。歯周病菌は歯周ポケットに付着したプラーク(歯垢)の中に潜み、毒素を排出して歯や歯を支える組織、顎の骨を溶かしていきます。
歯周病が進行すると歯ぐきの痛み・腫れだけでなく、歯が失われるだけでなく糖尿病など、全身の健康に影響を及ぼします。そのため、歯周病はなる前の予防とともに、早期発見・早期治療が大切です。
- 歯肉炎
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歯周ポケットにプラークや歯石が付着し、歯ぐきが炎症を起こして腫れます。軽度の状態で歯周病であると気づきにくく、顎の骨への影響もありません。ただし、ブラッシング時に出血することがあります。
- 軽度歯周炎・中等度歯周炎
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歯ぐきの炎症が悪化するだけでなく、歯を支えている顎の骨にも影響が出ます。歯ぐきが下がり歯が長く見えたり、顎の破壊が進んで歯がグラつきはじめたりします。
- 重度歯周炎
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歯を支える顎の骨が半分以上破壊された状態です。歯がかなりグラつき、噛む機能が低下して強い口臭もあります。治療せずに放置すると歯を失ってしまいます。
歯科衛生士による基本の歯周病治療
~SRP~
SRP(スケーリング・ルートプレーニング) |
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ご自宅でのブラッシングだけでは落としきれないプラークや歯石を、歯科衛生士が専用器具を使って徹底的に除去する処置です。除去後は歯の表面を滑らかにして、再び汚れが付着するのを防ぎます。軽度の歯周病(歯肉炎)であれば、SRPを継続することで病気の進行を止めて改善することも可能です。 |
重度の歯周病でも丁寧な処置と再生療法で改善可能
歯周病が重度に進行してしまうと、歯槽骨や歯根膜などの歯周組織が破壊され、いずれ歯が抜けけてしまうかもしれません。この状態になると、SRPなど基本的な歯周治療だけで治癒させるのは困難です。このようなケースでは、歯周再生療法や外科手術により大切な歯を残します。歯周再生療法は、失われた歯周組織を再生させる治療です。歯ぐきを切り開いて中の汚れを除去する外科処置も、重度の歯周病治療で有効です。
- 薬剤による再生
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リグロスやエムドゲインなどの薬剤を用いて歯根膜の再生能力を活性化させます。
エムドゲインは自費でリグロスは保険適用となります。また、薬剤の特性がそれぞれ異なるため、症状や再生させたい部位によって適応可能かどうかが異なります。
- 骨移植術
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患者さまご自身の骨を採取し、破壊された歯槽骨に移植する方法です。ご自身の骨を使うため、拒絶反応がないのがメリットです。
一般的に、移植が必要な部位の近くの歯槽骨から採取します。
- GTR法
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GTRメンブレンという人工膜で破壊された部分を覆って、スペースを確保しつつ歯周組織(歯根膜・歯槽骨)の再生を促します。
- フラップ手術
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重度の歯周病で歯周ポケットが深い場合に行う外科的治療です。歯ぐきを切開して汚れがこびりついた歯根を露出させ、プラーク・歯石・感染組織を除去します。その後、歯ぐきを縫合します。悪化した歯周ポケットの奥深くまで徹底的に清掃できるため、お口の環境をリセットできます。
- 歯周ポケットそうは術
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歯周病が中等度以上に進行している場合に行う治療です。歯ぐきに麻酔を行って、専用器具を用いて歯周ポケットの奥深くにあるプラークや歯石を掻き出します。処置後は歯根面に歯ぐきが付着するため、汚れが溜まりにくくなることが期待できます。
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歯周病は定期的な
メインテナンスで防げる